車内を見てみよう P2




続いて、大型ボックスシートに肘掛部分の細工が素敵な車内。
一見すると3850系なのか、それとも3900系かと悩んでしまいますが
妻面窓の向こう、貫通扉の陰にHゴムが見えますので3850系と分かります。

シートモケットは赤色でカバーはビニール製。色は白色ではなく灰色です。
また優先席の背もたれは800系の灰色に対してこちらは青色です。

さらに貫通扉は室内と同じ白緑色となっています。
貫通扉より座席のほうがはみ出ているのがポイントでしょうか?
3850系も3900系も同様な室内を持つので差は思います。




車内を見渡せる写真ではないのですが、緑シートの7300系です。
撮影当時の80年代中頃ではほとんど見る事がなく
自分の中で「幻の緑シート」などと言って撮影の機会をうかがっていました。
キャッチできた時にはすごく嬉しかったです。

こちらのカバーもビニール製・灰色で、前後に広告が入ってます。




イモムシ3400系もこの頃は注目の車両ながら、数ある旧型車の一つとして普通に走っていました
今でも走っているのならば愛好者達が座席の争奪戦をするであろうそんな車両も
ご覧のようにスッカラカンのやりたい放題です。と言っても写真を撮るだけですよ。

標準型とも言うべき2扉・転換クロスシート・扉横ロングです。
シートモケットは赤色、カバーはビニール製・白色です。
分かりにくいですが、扉横手前のロングシートは優先席で背もたれが青色となっています。




その3400系の運転台背面です。
運転中の仕切りは背面の板とそこに取り付けたU字に落とし込む金属の棒だけです。
よく見るとマスコンの赤いノブが見えます。




次はHL車、築港線運用に入ったモ3709で「貫通扉は何色?」でご覧いただいた写真の原版です。
明るい車内に赤いシートが眩しいです。こちらもカバーは白色です。
何となく閑散として見えるのはラッシュ対策の為、扉付近の座席を撤去したためです。




ちょびっと本線を離れます。600V線区の2320形、ク2323の連結寄りです。
800系と同じ木の車内ですが、クリーム系にペイントされて明るい雰囲気です。
この車両もモケットは赤色、優先席の背もたれは青色です。
連結ながらお相手は750形のモ755です。




そのク2323の運転台は、まさに必要最低限といった感じです。
こちら側には乗務員用の扉は無く、どうやって乗り降りするのか謎でした。




有名すぎる丸窓電車。510形からモ512です。
こちらの車内もクリーム系のペイントですが、下半分は白緑色です。
モケットは赤色で、優先席のカバーは青色になっているのが面白いです。




510形は一人用と二人用のクロスシートの組み合わせです。
写真でもその特異な配列が分かります。


この日モ513は谷汲線の運用に入っていてタブレットキャリアを携行しています。
進行方向が黒野方面で、青いカバーの優先席が見えます。
600V区間での岐阜方、本線に合わせるとやはり豊橋方になります。
写真は1996年の撮影ですが、細かいところでは優先席の表示ステッカーが標準的な(?)仕様に変わっています。




こちらは路面電車570形のモ572です。
白熱灯の温かい光に赤色のモケットが上品な雰囲気を醸し出してます。




同車の運転台です。撮影場所は今はなき岐阜駅前電停です。

当時は大垣夜行で岐阜まで行き、600V区間を散策してから
本線で撮影をするのが私の旅行パターンでした。


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