フォークリフト 画像集


Nゲージでもフォークリフトはいくつか製品化されています。
小さな模型ですがひと手間かけるとグッと見栄えが良くなると思います。
画像と同一車体の模型は出ていませんが、参考程度にどうぞ。



ここでは12ft積載用を見てみます。TOYOTA製です。
隣が軽ワゴンなのでその大きさが分かります。
後部の「架線下型」は白地に赤文字です。

マスト部のチェーンやベルト、配線等ごちゃついた感じを再現したいですね。



反対側を見てみます。
おそらく車体色であったフォーク部分はその作業により
先端部は擦れて地肌が見え、他にもサビや汚れが目立ちます。
この車両は後部の「架線下型」が黄色地に赤文字です。
また排気管のカバーは細く短いです。



正面から見てみます。
下部のケーブルに繋がれた箱がIDタグの読み取り装置で
右の灰緑色が二つのがコンテナ用、左の箱がコキ車用です。
こういった塗り分けや可動部の油汚れなども再現したいところです。



コンテナ用の読み取り装置の形状がよく分かります。



なかには赤色のプロテクタを取り付けている車両もいます。
また側面下部に巻き込み防止(?)のゴムが垂れています。



ボンヤリした画像ですいません。
TCM製の車両を横から見てみますです。下のTOYOTA製と比べ形、色、標記で違いが見られます。
まずマスト部の形状、バックミラーや排気管の取り付け方や位置など。フォークも黒色です。
標記は車両番号が小さく黒色、特徴的な後部の「架線下型」がないので作業は出来ないのでしょう。

TCM製ですが、KATO製品とはプロトタイプが違うようです。



こちらはTOYOTA製です。上のTCM製と比べてちょっと小型に見えます。
フォーク部分の汚れ方がハードです。なるほどそれなら初めから黒色の方がいいかも。

車両番号に付くアルファベットはどんな法則で付けているのでしょう?



後部は「防音・架線下型」で橙地に赤文字です。
形式は同じに見えますが改良型なんですね。



背面を見てみます。
大きなファンが見えますが、エアコン用なのか
エンジン冷却用なのかは不明です。
バックミラーはステーを含めて黒色です。



こちらにはファンは見当たりません。
バックミラーはステーは黒色、ミラーは灰色です。
パトランプは2つあり右が橙色、左が青色です。

後部にも大きなワイパーが取り付けられています。
エッチングパーツで様々な大きさのワイパーが製品化されていますが
リフトに適合するサイズや角度があるのでしょうか?

排気管は四角い大きなカバーで完全に覆われています。
ちなみにこの車両も側面にゴムが垂れています。



こちらはKATOで製品化されているTCM製です。
TOYOTA製とは似て非なる姿です。
バックミラーのステーは車体色でミラーは白色です。
パトランプは橙色が左に1つ。後ろに幻惑防止のカバーが付いています。
排気管のカバーの有無は不明です。



さてリフトのキャブ後にはアンテナが取り付けられています。
白い円盤状の物がGPS、黒いツノ状の物がTRACEシステムの受信用と思われます。
ちょっと形が複雑ですね。



コード類は屋根に引き込まれています



アンテナのステーの色やツノアンテナの向きはバリエーションがあるようです。
細い排気管カバーも四角いのが分かります。




ある日、いつものように訪ねてみると新車が可動していて驚きました。
後部のファンが回っているのが分かります。
またテールライトは赤色LEDらしく、カバーは透明の白目仕様です。




以前からいた車両と同じようですが、細部が違います。
「架線下型」標記が車体中央部へ移り、登録番号と共に黒文字に変更になっています。
また後部にはJR貨物のマークが入っています。
いわゆる「JRFマーク」ではなく、一般的なJRマークです。




ピカピカに光っています。
令和3年2月製造のパリパリの新車です。(撮影時)




では一周したところで軽く細部を見てみましょう。




IDタグの読み取り装置です。
先に説明したとおり、右側がコンテナ用で「SHARP」製です。
また左の黒色のものがコキ車用です。




キャブ屋根周辺です。白色の塗り分けが無くなり全体がコンテナブルーに塗られています。
また「JR-FREIGHT」の文字が入れられました。




GPSアンテナやTRACEシステムの受信用アンテナもユニット化されているようです。




マスト部の配線等もスッキリしています。
赤い消火器がいいアクセントです。




前面ワイパーは他車同様、ダブルです。




後部のパトランプも流線型になり、配置も大きく上下に離れました。




さて光あるところに影があるのは世の常です。
コンテナヤードの片隅に用途廃車になったリフトが置いてありました。




登録番号「577S」はこのページでも現役時の画像があります、




IDタグの読み取り装置は外されています。




タグ読み取り装置やGPSアンテナは予備品として再利用されると思います。

いままでリフトにはあまり関心を寄せていませんでしたが
自分の撮影した車両が廃車になるのを見ると、やはり寂しくなります。



作業中の写真はほとんどありません。





荷役作業中のみ見ることが出来る、コンテナ底部です。
リブによって補強されているのが分かります。



ちょっとリフトから外れます。
コキ車でも触れましたがコンテナを置いた後には四角い汚れが残ります。
コキ車の荷台だけでなく、ヤードの地面も例外ではありません。



今更な話で恐縮ですが、コンテナの模型にはコキ車の締結装置が下部中央にモールドされています。
もしレイアウトにコンテナヤードを作り、そこにコンテナを並べるなら
締結装置を切り取るとリアルさが増すでしょう。もちろん駅片隅の廃コンもしかりです。

ちなみに画像上段のコンテナは「変JRFマーク」ロゴの個体です。
下段のロゴと比べると一目瞭然です。



ざっとこんな程度ですが、ご参考になりましたでしょうか…?



余談ですが、リフトの操縦者は一般に「オペレーター」と呼ばれていますが
現場では案外、もっとざっくばらんに呼ばれているのかも知れませんね。


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